令和4年末から管内において、住宅火災による死者が多く発生している状況に鑑み、令和6年4月から「住宅防火対策推進運動」とし重点目標を定め、住宅火災の件数の減少と住宅火災による死者ゼロを目指し取り組んでいます。
【重点目標】
1 住宅用火災警報器の設置推進及び適切な維持管理
※ 住宅用火災警報器の設置場所はこちらをご覧ください。(クリック)
「忘れていませんか?火災から命を守る住宅用火災警報器の点検・交換!」
出典:消防庁ホームページ(http://www.fdma.go.jp/)
2 高齢者等の要配慮者に特化した防火広報の推進
住宅火災における死者(放火自殺者等を除く)のうち約7割が65歳以上の高齢者となっており、近年の高齢化社会の進展とともに、この割合がさらに増加することが懸念されています。こういた状況を打破するためには高齢者の方が注意をするのみでなく、周りのご家族や地域の方々の力添えが重要となります。
「暖房器具火災の真実 ~高齢者の生活実態を踏まえた火災検証実験~」
出典:消防庁ホームページ(http://www.fdma.go.jp/)
3 電気器具火災の危険性に係る注意喚起
住宅火災の出火原因のうち、電気器具や電気配線によるものは近年増加傾向にあります。皆さんのご自宅のにある電化製品に異常はありませんか?この機会にコンセントを含め、点検してみてはいかがでしょうか。
「未然に防ごう!電気器具火災 ~身近に潜む火災危険~」
出典:消防庁ホームページ(http://www.fdma.go.jp/)
4 安全装置付きの火気使用器具及び消火器具の普及促進
住宅での出火防止には、安全装置が設置されている暖房器具、調理器具等を使用することが非常に有効で、住宅用消火器、エアゾール式簡易消火具等を設置し初期の火災消火に利用することが有効です。
消火器のワンポイントレッスン
5 防炎品の周知及び普及促進
防炎品や防炎製品とそれ以外の可燃性の製品では、火の着きやすさや燃え広がるスピードが全く違います。出火防止や延焼防止のため、古くなったものを買い替える場合は積極的に防炎品や防炎製品を取り入れましょう。
防炎品と非防炎品の燃焼比較実験(動画)
6 消防団、婦人防火指導員及び自主防災組織等と連携した広報・普及啓発活動の推進
住宅防火の推進については、地域の消防団や婦人防火指導員さらには自主防災組織等と連携し協力することが、管内の住民の皆さんへ防火・防災に関する知識の習得や意識の向上を図るうえで重要であり、効果的と考えています。今後も各家庭への防火訪問や街頭広報、地域のイベントでの防火に関する普及啓発を各団体の方と協力しながら行っていきます。
火災の原因は不注意によるものがほとんどです。
天ぷらを揚げていている最中、来客や電話のためにその場を離れたすきに発火して火災になったり、灰皿が一杯になり、紙くずの入っているゴミ入れに捨てたり、ほんのちょっとした油断で貴重な財産や数々の思い出、さらには尊い命までも失ってしまいます。
そうならないためにも日頃から火災予防についての心掛けが大事です。
(クリックで拡大)
住宅防火 いのちを守る10のポイント
4つの習慣
- 寝たばこは絶対にしない、させない
- ストーブの周りに燃えやすいものを置かない
- こんろを使うときは火のそばを離れない
- コンセントはほこりを清掃し、不必要なプラグは抜く
6つの対策
- 火災の発生を防ぐために、ストーブやこんろ等は安全装置の付いた機器を使用する
- 火災の早期発見のために、住宅用火災警報器を定期的に点検し、10年を目安に交換する
- 火災の拡大を防ぐために、部屋を整理整頓し、寝具、衣類及びカーテンは、防炎品を使用する
- 火災を小さいうちに消すために、消火器等を設置し、使い方を確認しておく
- お年寄りや体の不自由の人は、避難経路と避難方法を常に確認し、備えておく
- 防火防災訓練への参加、戸別訪問などにより、地域ぐるみの防火対策を行う
出典:消防庁ホームページ(http://www.fdma.go.jp/)
外部リンク
総務省消防庁ホームページ「住宅防火関係」(https://www.fdma.go.jp/relocation/html/life/juukei.html)
一般社団法人日本火災報知器工業会ホームページ(https://www.kaho.or.jp/pages/top/index.html)
一般社団法人日本消火器工業会ホームページ(https://www.jfema.or.jp/)