泡消火薬剤の適正な取扱いについて(お知らせ)

PFOS(ピーフォス)、PFOA(ピーフォア)を含有する泡消火薬剤の適正な取り扱いについて

PFOS、PFOAとは?

有機フッ素化合物の一種であり、水や油を弾く性質や熱に強い特性から、泡消火設備の消火薬剤として空港や危険物施設、屋内駐車場などに使用されてきました。しかし、近年の研究によって、環境中で分解されにくく、地中等に蓄積されることや人体に有害であることが指摘されています。そのため2010年から製造や輸入等が禁止されました。

規制されているのであれば問題ないのでは?

規制前に製造された泡消火薬剤に含まれている可能性があります。そのため、既存の泡消火薬剤を使用した場合や廃棄する場合には注意が必要です。なお、一般家庭に広く普及している粉末消火器にはPFOS、PFOAを含むものはありません。

泡消火薬剤はPFOS、PFOA非含有泡消火薬剤への交換を推奨しています。

泡消火設備で使用される一部の泡消火薬剤にPFOSやPFOAが含まれているため、非含有の薬剤への交換が推奨されています。また、定期点検で消火性能の低下が確認された場合は、新しい薬剤へ速やかに交換する必要があります。PFOS、PFOAを含む泡消火薬剤は火災時に使用可能ですが、使用後は消火剤を回収し、汚染物を適切に廃棄処理することが重要です。

泡消火薬剤について知りたい!

泡消火薬剤へのPFOS、PFOAの含有を確認したい場合は、「一般社団法人日本消火装置工業会」「一般社団法人日本消火器工業会」のホームページにてご確認ください。

 

 

 

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