人と地域をつなぐ事業×東京都市大学坂倉杏介研究室「公開講座 私の心のバリアを考える。9月2日(日)」を実施しました。

人と地域をつなぐ事業×東京都市大学坂倉杏介研究室「公開講座 私の心のバリアを考える。9月2日(日)」を実施しました。

「人と地域をつなぐ事業」と「東京都市大学坂倉杏介研究室」の合同事業として、「公開講座」を実施しました。

9月2日は、「心のバリアフリー」を提唱する山形バリアフリー観光ツアーセンター代表理事加藤健一さんから、ご協力をいただき、「私の心のバリアを考える」をテーマに、加藤健一さんの講演、坂倉杏介先生の講話、赤湯地区の方・人と地域をつなぐ事業受講者をはじめとした地域住民の方々とともに「〈私の心のバリア〉を考える。」ワークショップを行いました。

 

◇公開講座「私の心のバリアを考える。」

9時からえくぼプラザの大会議室の机や椅子をみんなで動かして会場設営を行い、午後からの発表に向けて、リハーサルを行いました。

公開講座の会場に、坂倉ゼミの学生が看板を描いてくれました。

今回の公開講座は、ワークショップの内容やスケジュールもすべて、坂倉ゼミの学生が考え、実施しました。
進行も学生が務めます。本組合の事務局から概要説明を行い、公開講座がスタートしました。

はじめに、アイスブレイク「じゃんけん列車」、講師の加藤健一さんも交えて、じゃんけん!
最後には、みんなが1両の列車につながりました。

公開講座は、加藤健一さんの講演から始まりました。
一般参加の方、坂倉ゼミの学生、人と地域をつなぐ事業の受講者全員で、講演に聴き入っています。

講演を受けて、坂倉先生から、心のバリアを考えるワークショップの前に、心のバリアとは何かといった観点での講話がありました。

「障害とは何でしょうか。健常とは何でしょうか。」、「どんな時に「心のバリア」が作動しますか。「あの人は違う」とか「どうせ私は」などと考えてしまうのはどんな時ですか。その時に、どんなことが心の中で起こっていますか。」について、ワークショップを行います。
ワークショップを行う前に、事前に学生たちだけでワークショップをやってみた結果を踏まえて、それをもとに、参加者に説明をしました。
ワークショップでは、学生、人と地域をつなぐ事業の受講者、一般参加の方が、「心のバリア」に関する様々な意見を積極的に話し合っていました。

フィールドワークの報告は、ひとりの学生が代表して全体の感想を話し、その後に学生の中で発表したい人がそれぞれ感じたことを話していきます。
インタビューに行く前と後で、「物理的なバリア」と「心理的なバリア」の考え方が大きく変わったという話がありました。
今回のフィールドワークでは、実際に車イスや高齢者疑似体験セットを使用しましたが、普段と違う体験をしたことが、とても良かったようです。
お店の方の話を寸劇にして発表する班もありました。

フィールドワークの報告を受けて、最後のワークショップを行いました。
ワークショップでは、「誰もが暮らしやすいまちにするために、私たちができることは何でしょうか。」を、みんなで話し合います。
参加された方が分け隔てなく、発表されていました。

最後に、加藤健一さんと坂倉先生から、講評をいただき、公開講座は終了しました。

今回の公開講座を開催するにあたり、講演や様々な形でサポートをいただいた加藤健一さん、フィールドワークに協力していただいたお店のみなさま、車イスをお貸しいただいた社会福祉協議会のみなさま、公開講座にご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。

最後になりますが、坂倉 杏介先生、坂倉ゼミの学生のみなさん、2日間に渡るフィールドワークとワークショップお疲れさまでした!
みなさんのおかげで、とても素晴らしい講座となりました。
次は、11月23日(金)~24日(日)に、東京都港区で開催される「24時間トークカフェ置賜」で、お会いしましょう!

また、置賜に来てくれることを、心からお待ちしております。

「おしょうしな!」

 

東京都市大学 坂倉杏介研究室のレポートはこちらからご覧ください。

夏合宿2 「私の心のバリアを考える」公開ワークショップを開催しました。