令和元年8月25日に、人と地域をつなぐ事業講座Ⅱを開催しました。
はじめに、いまの気持ちをシェアする「チェックイン」から講座がスタートしました。
6月に実施した講座Ⅰの内容(「ゆるふわ」や「well-being」)を振り返り、1日の流れを確認して講座は進みます。
はじめに、次の問いを参考にして、これまでの2ヶ月を振り返り、対話を通じてシェアしました。
〇課題とチャレンジしたことは?
〇それによって生じた葛藤、恐れ、困難は?
〇その中で考え、決断し、行動したことは?
〇その結果起こったこと、得られた気づきは?
午後からは、次の3ヶ月を構想するため、坂倉先生の講話を聴き、企画を考えるワークショップを行いました。
次の問いから「それぞれやってみたいこと」を考えていきます。
〇私の価値観・問題意識(根っこにある想い)
〇誰に対して何を提供するか?(泣いて喜ばせたい一人)
〇どのようにすれば実現できるか?(新しいアイデア)
〇いつやるか?誰とやるか?(実現方法)
坂倉先生から、企画する際の参考として、「ご近所イノベータ養成講座」の企画について、それぞれのポイントをご紹介していただきました。
想いを実現するために必要なこととして、「私のやりたいこと」×「社会によいこと」の両者が揃うことで持続性と協力者が得られるとの話があり、「私のやりたいこと」を社会にどうつながるかがわからない人と、「社会によいこと」が私のやりたいことにどうつなげたらいいかがわからない人に分かれることが多く、それぞれにあった解決法を教えていただきました。
そのあと、次の3ヶ月にやってみたいことを考えてみようということで、魅力的なタイトル、私の価値観・想い、企画の概要、実行する日時・場所を一人ひとりが考え、それを受講者同士で話し合い、アイデアを膨らませました。
3ヶ月後までに、みなさんが取り組まれることが、どんな風になっていくのか楽しみです。
今回の講座には、1期生と3期生、最年少として4ヶ月の赤ちゃんも一緒に参加していただきました。
赤ちゃんの元気な声が響く嬉しい講座になりました。
人と地域をつなぐ事業は、受講生が縦につながり、新しい取り組みが始まりつつあります。
そういった取り組みにも、坂倉先生から様々なアドバイスがあり、4期生にもそういった動きを知ってもらうことができました。
最後に「大舟ワンダーランド」から採れたての野菜が届きましたので、野菜を片手にみんなで集合写真を撮りました。
次回の講座は11月に行く「芝の家ツアー」となります。
今年も8月30日から9月1日にかけて、坂倉ゼミの学生が夏合宿のため、置賜地域にやってきます。
置賜地域での夏合宿は今年で3年目、人と地域をつなぐ事業との合同事業も3年目となります。
今年度の合同事業は「信夫町ガーデンフェスティバル」として、8月31日(土)に実施します。
米沢市信夫町(しのぶまち)に、人と地域をつなぐ事業1期生の方が営む米沢初のコワーキングスペース・スタジオ八百萬があります。
信夫町でスタジオ八百萬を営み、暮らしていくなかで、近くに暮らす人と顔を合わせる機会が少なくなっていることを感じ、何かをきっかけに、顔が見える関係にしたいと思っていたことを坂倉先生と話をしたことが、今回の合同事業につながっています。
50世帯100人の信夫町に暮らす人たちの関わりを結び直すため、空き地を人々が生き生きといられる居場所として使い直し、多世代の住民の自然なつながりが生まれる地域にしていく試みとして「信夫町ガーデンフェスティバル」として実施します。
今回の講座には「信夫町ガーデンフェスティバル」に向けて、坂倉ゼミの学生にも来ていただき、チラシと学生からの手紙を持って、信夫町の各家庭を訪問していただきました。
とても緊張したようですが、イベントの実施を応援してもらえて嬉しかったと話をしていました。
8月31日に開催する「信夫町ガーデンフェスティバル」が、どのようなイベントになるか、とても楽しみです。