令和元年度 人と地域をつなぐ事業講座Ⅰ「私たちはこの地域でどのように生きていきたいか?」を開催しました。

人と地域をつなぐ事業講座Ⅰ「私たちはこの地域でどのように生きていきたいか?」を開催しました。

令和元年6月16日に、今年度の人と地域をつなぐ事業がスタートしました。
はじめに、いまの気持ちをシェアする「チェックイン」から講座が始まります。
はじめてということもあり、受講者のみなさんは少し緊張されていたようです。

 

人と地域をつなぐ事業のキーワードとして、うまれた「ゆるふわ」という言葉を定義して、坂倉先生の話は進みます。
 「ゆる:開かれていて多様性があること。違いを超えてともにあること。」
 「ふわ:まだ見えていない価値を模索すること。未来を志向すること。」
→これまでの「地域おこし」の「型」に合わせるのではなく、一人一人が持ち味を発揮して生きること。自分たちの望む未来の暮らし方を実践し、そのために必要なまちをつくること。

講座は次の内容で進みます。
①私を生かして、まちを活かす。(新しい社会システムをみんなでつくりあう時代へ)
②仲間がいなければ、はじまらない。(「つながり」と「対話」のうまれる場所とは?)
③「常識」を一歩超えていくには?(想いをカタチにしていくための創造の技法)

 

坂倉先生からは、これから高齢化が進行し2035年には、「1.2人で1人の高齢者を支える。」ことになる。でも、逆に考えれば、「大人7人で若い世代を育てられる社会」として捉えることもできるといった話や、ここ50年くらいで見れば人口は減少しているが、もう少し広いスパンで見れば、この50年くらいで異常に増加しているとも見ることができるといったこと、人と人のつながりから新しい価値を生み出す基盤としての協働プラットフォーム、これまでの常識にとらわれず未来を生み出すためのシステムチェンジの2ループモデルなどの話があり、受講者は集中して話を聴いていました。 

そのあと、「エナジーカーブ」のシェアを行うワークショップに取り組みました。
受講者同士のこれまでの人生の話を聴き、受講者同士で対話しながらシェアします。

 

ランチは、昨年に引き続き、第2期生の飯澤雅子さん、佐藤夕実さん、第3期生の青野知佳さんに、作っていただきました。美味しいランチで、お腹も心も満たされ、気持ちも落ち着き、午後の部が始まります。

 

午後の部では、坂倉先生から「well-being」の研究に関する講義があり、「自分にとってのウェルビーイング」を3つ書き出し、グループでシェアするワークショップを行いました。

講座の最後に、2ヶ月で取組んでみたいことを受講者全員が宣言しました。

チェックアウトでは、チェックインの時と雰囲気や感じていることも変わり、今年度も素晴らしいスタートになりました。

次回は8月25日に実施します。みなさんが宣言したことが、これからどうなっていくのかとても楽しみです。

受講者の小学校1年生の息子さんは、スタジオ八百萬の山田さんが淹れるハンドドリップコーヒーに興味津々だったようです。